アリアルブラック（2022年生、母オープンユアアイズ）

アリアルブラック（2022年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「パソコンなどで使用される標準字体」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロゴタイプ（当時12歳）と交配したオープンユアアイズが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2025年の一般C3-6。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、諸江幸祐によって4,290万円で落札された。

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

7月6日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月2日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた3戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

12月7日、中2週で迎えた4戦目は、T.マーカンド騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

3歳（2025年）

1月12日、中4週で迎えた5戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月8日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエポカスピーガに半馬身届かず2着に敗北した。

2月15日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原明良騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月26日、中9週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菅原明良騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた9戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

6月15日、中3週で迎えた10戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

8月2日、中6週で迎えた11戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

9月7日、中4週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

10月11日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、一般C3-8（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、テーオーエメラルドに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

10月25日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた14戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井上瑛太騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のシャドウマッドネスに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月16日、中2週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた15戦目は、ポインセチア特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で井上瑛太騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた16戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。