タケシバシンプウ（1990年生、母アスカシンプウ）

タケシバシンプウ（1990年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアンテイーカ（当時5歳）と交配したアスカシンプウが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は清水スタッド。戦績は、中央平地29戦3勝2着2回、地方20戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1994年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

菅谷禎高厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

9月6日、デビュー戦は菅谷正巳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は448kg。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く3着に敗れた。

9月13日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1700m 晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で菅谷正巳騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた3戦目は、3歳新馬（函館ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅谷正巳騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、クロムジョーに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月25日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅谷正巳騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

3歳（1993年）

2月14日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅谷正巳騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

2月20日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅谷正巳騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に終わった。

2月28日、連闘で迎えた7戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた8戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は菅谷正巳騎手（6戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅谷正巳騎手（7戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキャプテンハゼオーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月6日、中5週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅谷正巳騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月10日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で菅谷正巳騎手（9戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で持ち堪えて、最後は2着のスナークフレッシュに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手中に収めた。

8月1日、中2週で迎えた13戦目は、栗田伸一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の天草特別（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

9月4日、中4週で迎えた14戦目は、横山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の桜島特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菅谷正巳騎手（10戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

10月30日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅谷正巳騎手（11戦2勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

11月20日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅谷正巳騎手（12戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

4歳（1994年）

2月19日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅谷正巳騎手（13戦2勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で菅谷正巳騎手（14戦2勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

7月10日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、5歳以上900万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅谷正巳騎手（15戦2勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

9月18日、中9週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた21戦目は、田所秀孝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月2日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は栗田伸一騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったミスオーロに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月22日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で栗田伸一騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

10月30日、連闘で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で栗田伸一騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で栗田伸一騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

12月4日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で栗田伸一騎手（5戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

12月17日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で栗田伸一騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイスズミストラルを次元の違う末脚で半馬身差し切って久しぶりに美酒を浴びた。

5歳（1995年）

1月7日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた28戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

1月14日、連闘で迎えた29戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

5月10日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた30戦目は、野口睦三騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月11日、中4週で迎えた31戦目は、一般B2三（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野口睦三騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったコガネユタカオーから5馬身差の2着となった。

7月1日、中2週で迎えた32戦目は、天の川特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で野口睦三騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月9日、連闘で迎えた33戦目は、サンデーナイト賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で野口睦三騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた34戦目は、アルテミス賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で野口睦三騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月6日、連闘で迎えた35戦目は、はづき特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で野口睦三騎手（5戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた36戦目は、甲斐年光騎手を鞍上に迎えて、綺羅星特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

6歳（1996年）

2月29日、約6か月半の休み明けで迎えた37戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた38戦目は、春光特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月20日、中4週で迎えた39戦目は、春陽特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた40戦目は、薫風特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた41戦目は、新樹特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。

7月4日、中5週で迎えた42戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、グラジオラス特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月25日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた43戦目は、アマリリス特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた44戦目は、小野敦騎手を鞍上に迎えて、サードニクス特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

9月20日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた45戦目は、コスモス特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた46戦目は、イチイの木特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた47戦目は、パンプキン特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた48戦目は、セントポーリア特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。10着に終わった。

7歳（1997年）

5月3日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた49戦目は、加藤利征騎手を鞍上に迎えて、水仙特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。