ウェルウィッチア（2009年生、母サンセットボニー）

ウェルウィッチア（2009年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「植物名。和名は奇想天外」。毛色は鹿毛。種牡馬のアルカセット（当時9歳）と交配したサンセットボニーが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）山勝牧場。戦績は、中央平地25戦1勝2着2回、地方6戦2勝。主な勝ち鞍は2015年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

高木登厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

12月18日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

3歳（2012年）

1月8日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

1月21日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

4月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で武士沢友治騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5月27日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で武士沢友治騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で武士沢友治騎手（6戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

7月7日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で武士沢友治騎手（7戦0勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

4歳（2013年）

3月29日、約9か月の休養明けで馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた9戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、六分儀座特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた10戦目は、こじし座特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエスプリレッドに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月26日、中1週で迎えた11戦目は、新緑特別（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた12戦目は、プレアデス特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月5日、中2週で迎えた13戦目は、ラスト・シンデレラ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で達城龍次騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のシンワハーツクライに3馬身半の差をつけて勝利をモノにする

6月23日、中2週で迎えた14戦目は、スーパームーン賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で達城龍次騎手（5戦2勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

9月29日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

11月17日、中3週で迎えた17戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、5着を確保した。

12月15日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

5歳（2014年）

1月6日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入った。

1月18日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したヴィルトグラーフを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

2月10日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で後藤浩輝騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で後藤浩輝騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したベルウッドテラスを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月23日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で後藤浩輝騎手（6戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

5月18日、中7週で迎えた24戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

6月7日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

6月29日、中2週で迎えた26戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の八丈島特別（東京芝2000m 晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

6歳（2015年）

2月21日、約8か月の休養明けで迎えた27戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた28戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1900m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3月28日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月17日、中6週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鬼脚を爆発させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のシーリーヴェールに1馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

6月13日、中3週で迎えた31戦目は、3歳以上1000万下の八王子特別（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。