ティーラミレス（2020年生、母ユッコ）

ティーラミレス（2020年3月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「馬主イニシャル+人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のマクフィ（当時13歳）と交配したユッコが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は日本中央競馬会日高育成牧場。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方7戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2023年の一般C2三。

経歴

デビュー前

2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、天白裕之によって330万円で落札された。

辻哲英厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

12月10日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は442kg。15頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

3歳（2023年）

4月16日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

6月17日、中5週で迎えた4戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

8月29日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳戦のツインサマー特別（浦和ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

10月1日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したベニエを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

10月16日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2六（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハナサキポプラに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月31日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のアポロスマイルを3/4馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

11月14日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のハシュマルに1馬身1/4の差をつけて3勝目を手に入れた。

12月4日、中2週で迎えた10戦目は、アロースタッド特別（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のラブファントムに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月19日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1一（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で高松亮騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に敗れた。

4歳（2024年）

3月23日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、河原田菜々騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい10着に終わった。

5月18日、中7週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で河原田菜々騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

9月1日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの雷光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったクールベイビーから3馬身半差の2着となった。

10月14日、中5週で迎えた15戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの稲光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。7着に敗れた。