ワイドレシーバー（1999年生、母コメンスメント）

Wide Receiver

1999.06.17

ワイドレシーバー（1999年6月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時14歳）と交配したコメンスメントが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）塚尾牧場。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、塚尾牧場から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

ユニオンオーナーズクラブにて総額3,150万円（6.3万×500口）で一口馬主が募集された。

西橋豊治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

12月9日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

12月15日、連闘で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。

3歳（2002年）

2月24日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸びを見せたが、伸びてきたダンツライナー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月16日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇田登志夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のスリーブラボーをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

4月14日、中3週で迎えた5戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた7戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のなでしこ賞（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に終わった。

4歳（2003年）

6月1日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。