オンワードブレア（1989年生、母ダブルオンワード）

オンワードブレア（1989年4月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のギャロップダイナ（当時9歳）と交配したダブルオンワードが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）オンワード牧場。戦績は、中央平地36戦3勝。主な勝ち鞍は1994年の奥只見特別(500万下)。

経歴

デビュー前

沢峰次厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

9月8日、デビュー戦は寺島祐治騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1200m 外回り雨/不良）に出走。馬体重は450kg。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた2戦目は、細川英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は寺島祐治騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は細川英二騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は寺島祐治騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

3歳（1992年）

6月28日、約7か月の休み明けで迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺島祐治騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で寺島祐治騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で寺島祐治騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアンザックシチーに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月30日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で寺島祐治騎手（6戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

9月19日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で寺島祐治騎手（7戦1勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

10月17日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で寺島祐治騎手（8戦1勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で寺島祐治騎手（9戦1勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

4歳（1993年）

4月25日、約5か月半の休み明けで迎えた13戦目は、横田吉光騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は寺島祐治騎手（10戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺島祐治騎手（11戦1勝）。17頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

7月4日、中4週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で寺島祐治騎手（12戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

7月25日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で寺島祐治騎手（13戦1勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

8月14日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は細川英二騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で細川英二騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るセルリアンシノを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

9月18日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で細川英二騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

10月24日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は寺島祐治騎手（14戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた22戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の摺上特別（福島芝1800m 曇/不良）に出走。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月12日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は細川英二騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川英二騎手（6戦1勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5歳（1994年）

1月15日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で細川英二騎手（7戦1勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

2月14日、中3週で迎えた26戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で細川英二騎手（8戦1勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で細川英二騎手（9戦1勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

3月6日、連闘で迎えた28戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で細川英二騎手（10戦1勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

4月23日、中6週で迎えた29戦目は、5歳以上500万下（新潟芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は寺島祐治騎手（15戦1勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

5月1日、連闘で迎えた30戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた31戦目は、5歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月24日、中9週で迎えた32戦目は、4歳以上500万下の宗谷特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は細川英二騎手（11戦1勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

8月6日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上500万下の留萌特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川英二騎手（12戦1勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上500万下の奥尻特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で細川英二騎手（13戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

11月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた35戦目は、4歳以上500万下の奥只見特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で細川英二騎手（14戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエリモノオオカミをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

12月11日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた36戦目は、4歳以上900万下の北総特別（中山芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で細川英二騎手（15戦2勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。