カレイジャスミン（2005年生、母ラピュセル）

カレイジャスミン（2005年5月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「華やかで美しいジャスミンの花のようになってほしい」。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時13歳）と交配したラピュセルが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はメイプルファーム。戦績は、中央平地35戦3勝2着4回、地方1戦0勝。2008年のフローラステークス(牝G2)で2着に入った他、2008年のターコイズステークス(オープン牝ハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、メイプルファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ディアレストクラブによって157.5万円で落札された。

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

6月17日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月4日、中4週で迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたショウナンアクロス決め手に屈してクビ差の2着となった。

8月26日、中2週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のトーセンステルスに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月29日、中4週で迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

11月11日、中5週で迎えた6戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下の赤松賞（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のニシノガーランドに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月2日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦1勝）。18頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

3歳（2008年）

2月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

3月22日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

4月27日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北村宏司騎手（4戦1勝）。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮戦したが、レッドアゲートに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

5月25日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦1勝）。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

10月19日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（5戦1勝）。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

12月7日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（6戦1勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したザレマにクビ差届かず2着となった。

4歳（2009年）

1月10日、中4週で迎えた15戦目は、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（7戦1勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

2月1日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

3月15日、中5週で迎えた17戦目は、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（8戦1勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず最後はアルコセニョーラと並んで12着同着となった。

4月25日、中5週で迎えた18戦目は、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

6月21日、中7週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の雄国沼特別（福島芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の五頭連峰特別（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（3戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアロマンシェスを3/4馬身振り切って久々に勝ち星を挙げた。

10月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のテレビ静岡賞（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（9戦1勝）。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた23戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1600万下のユートピアステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

12月20日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のクリスマスカップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

5歳（2010年）

1月16日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の初富士ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

1月31日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の節分ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったキングストリートに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた27戦目は、4歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上1600万下の東京スマイルプレミアム（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

6月5日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（6戦0勝）。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず11着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた30戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のストークステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

7月31日、中5週で迎えた31戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上1600万下の天の川ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（7戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

9月12日、中3週で迎えた33戦目は、3歳以上1600万下のレインボーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（8戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き4着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の秋風ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（9戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた35戦目は、牝馬限定G3の府中牝馬ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（10戦0勝）。17頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって17着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた36戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1600万下のユートピアステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。端に立ち、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。