シルクノワール（1996年生、母フレンチパッサー）

シルクノワール（1996年3月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のドクターデヴィアス（当時7歳）と交配したフレンチパッサーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地10戦1勝。主な勝ち鞍は1998年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,200万円（2.4万×500口）で一口馬主が募集された。

大久保正陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

9月19日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

10月24日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

11月21日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

12月12日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のワンダーブランニュに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1999年）

1月16日、中4週で迎えた6戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の若菜賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は垂れてしまい13着に終わった。

5月1日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた7戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳500万下の矢車賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

4歳（2000年）

3月11日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から34kg戻して迎えた8戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた9戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

4月23日、中2週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は河北通騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。