ドンクーガー（2010年生、母グリタリングフラワ）

ドンクーガー（2010年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋クーガー（ピューマの別名）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時15歳）と交配したグリタリングフラワが18歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）北星村田牧場。戦績は、中央平地11戦1勝、中央障害4戦0勝2着1回、地方13戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北星村田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

12月24日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

3歳（2013年）

2月16日、中7週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

4月27日、中9週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして抜け出し、最後は2着のサンライズネオに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

5月4日、連闘で迎えた4戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入った。

5月18日、中1週で迎えた5戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい10着に敗れた。

7月27日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に敗れた。

8月17日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

10月6日、中6週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた8戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

4歳（2014年）

1月13日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた10戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1900m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

4月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったエクセリオンから9馬身差の2着となった。

5月11日、中2週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月25日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月30日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で難波剛健騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。12着に敗れた。

10月4日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを16番手で通過。直線では見所を作れず17着に終わった。

5歳（2015年）

3月13日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から50kg増やして迎えた16戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた17戦目は、川西源氏特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月28日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた19戦目は、J-PLACEよかわ開設2周年記念特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

5月14日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた20戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1700m 雨/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

5月29日、中1週で迎えた21戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、神戸ビーフ特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上B1（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

7月23日、中2週で迎えた24戦目は、瀬沢宙騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

8月12日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた25戦目は、武徳杯（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で瀬沢宙騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

9月3日、中2週で迎えた26戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したタガノラガマフィンにクビ差届かず2着となった。

9月16日、中1週で迎えた27戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、レ・コードなまちにいかっぷ特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた28戦目は、もみじ賞（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は松浦政宏騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったトランヴェールに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。