デビルシズカチャン（2021年生、母シシリアンブリーズ）

デビルシズカチャン（2021年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「悪魔+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のベストウォーリア（当時11歳）と交配したシシリアンブリーズが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2024年の3歳以上C2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、HNKレーシングによって3,300万円で落札された。

武幸四郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

7月8日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー函館（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦の2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

10月14日、中8週で迎えた4戦目は、2歳戦の2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上はC.ルメール騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた5戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた6戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

3歳（2024年）

1月27日、中9週で迎えた7戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

4月6日、中4週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた11戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、4着に入った。

5月19日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は永島まなみ騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

8月17日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

12月3日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のモウショウに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月25日、中2週で迎えた16戦目は、プリンセチア賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

4歳（2025年）

1月16日、中2週で迎えた17戦目は、スイセン賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C1二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で廣瀬航騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

2月26日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C1 C2（姫路ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で廣瀬航騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したリケアヴェールを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

6月13日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、4歳以上C2一（園田ダート820m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で廣瀬航騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のイエローキャブに1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

7月9日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上C1（園田ダート820m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で廣瀬航騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で廣瀬航騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るモノノフイエローを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利をモノにする

9月5日、中4週で迎えた23戦目は、OBCラジオ大阪賞（園田ダート820m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で廣瀬航騎手（8戦3勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るアンコロを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。