パワーエース（2006年生、母マヤラブリー）

パワーエース（2006年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋エース」。毛色は鹿毛。種牡馬のナリタトップロード（当時10歳）と交配したマヤラブリーが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）市川ファーム。戦績は、中央平地30戦2勝、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

9月14日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は468kg。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

10月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

3歳（2009年）

1月18日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

2月21日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のプロテクトジアースに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月2日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は酒井学騎手（4戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下のインディアトロフィー（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のアドマイヤアゲインに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2010年）

1月16日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の大津特別（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦2勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた14戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

10月6日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた15戦目は、名古屋チャレンジカップケレス賞（名古屋ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のメイショウスクラムをアタマ差振り切って休養明け初戦をモノにした。

10月17日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

11月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦3勝）。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

11月21日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（5戦3勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は酒井学騎手（6戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

5歳（2011年）

1月9日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の五条坂特別（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

4月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は酒井学騎手（7戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（5戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の三木特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（6戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

6月18日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の三宮特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（7戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の比良山特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（8戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

6歳（2012年）

4月22日、約9か月半の休養明けで迎えた28戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた30戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり17着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上1000万下の三木特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（8戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。