クインメルシー（2002年生、母マキシムメルシー）

クインメルシー（2002年5月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「女王＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時22歳）と交配したマキシムメルシーが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）いとう牧場。戦績は、地方37戦9勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上C1-9。

経歴

デビュー前

大垣敏夫厩舎（佐賀）へ入厩。

4歳（2006年）

1月15日、デビュー戦は鮫島克也騎手を鞍上に据えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。馬体重は471kg。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゲイリーピアーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月11日、中7週で迎えた2戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

4月16日、中4週で迎えた3戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

5月6日、中2週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた4戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

5月21日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた5戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカノヤコンドルを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

5月28日、連闘で迎えた6戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

6月18日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のシルクアリュールをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

7月8日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゲイリーピアーに4馬身の差をつけて3勝目を手にした。

8月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

8月27日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（7戦3勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

9月19日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、青柳健一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテンザンエリシオに2馬身の差をつけて制した。

9月30日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（8戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（9戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイネルシェルツに1馬身半の差をつけて制した。

10月28日、中1週で迎えた14戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

12月2日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（10戦4勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

12月23日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

5歳（2007年）

4月29日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、権藤学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（11戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（12戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のションリーに3馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

6月24日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（13戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユウターゴールドに6馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

7月7日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（14戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコッカケンリョクに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

7月29日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（15戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた23戦目は、徐福特設（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（16戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鮫島克也騎手（17戦7勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコッカケンリョクに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月17日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で鮫島克也騎手（18戦8勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた26戦目は、ベストテンジョッキーズカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で鮫島克也騎手（19戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたジロー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月20日、中1週で迎えた27戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた28戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（20戦8勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず3着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

6歳（2008年）

1月4日、中3週で迎えた31戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

1月13日、連闘で迎えた32戦目は、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。最後は一杯になって10着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（21戦8勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた34戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

2月23日、連闘で迎えた35戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1 13（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカシノローディを捕まえ切れず、アタマ差の2着となった。

3月9日、中1週で迎えた36戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に敗れた。

3月15日、連闘で迎えた37戦目は、3歳以上C1 12（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は北村欣也騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。