シロキタベルガニエ（1989年生、母スカツシユレデー）

シロキタベルガニエ（1989年4月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時16歳）と交配したスカツシユレデーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）門別ファーム。戦績は、中央平地16戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

7月12日、デビュー戦は土肥幸広騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/不良）に出走。馬体重は488kg。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、タニノクロカミにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

8月9日、連闘で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシルクプリテンドに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4歳（1993年）

3月28日、約7か月半の休み明けで迎えた4戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた5戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた7戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

6月6日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一気に末脚を伸ばして、最後は2着のシンボリエンブレムに1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにする

7月18日、中5週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

7月25日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

8月22日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワイズバードに5馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

9月25日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で土肥幸広騎手（6戦2勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のファイティングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のシロキタアラシに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月17日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のキョウエイチェリオに5馬身の差をつけて1番人気に応えた。

11月20日、中4週で迎えた14戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、霜月ステークス（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に敗れた。

12月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、元町ステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（7戦3勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

5歳（1994年）

1月6日、中3週で迎えた16戦目は、門松ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（8戦3勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。