ウインボールド（2004年生、母ミノリスパークル）

ウインボールド（2004年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋勇敢な」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時11歳）と交配したミノリスパークルが17歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）静内白井牧場。戦績は、中央平地21戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、静内白井牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ティーエムインターナショナルによって2,835万円で落札された。

ウインレーシングクラブにて総額4,200万円（10.5万×400口）で一口馬主が募集された。

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

7月9日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のセントラルカフェをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

9月9日、中8週で迎えた2戦目は、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

9月30日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

3歳（2007年）

3月10日、約5か月半の休養明けで迎えた4戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2200m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

8月26日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったリファインドボディに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のクリスタルルージュをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

9月23日、中1週で迎えた8戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のHTB賞（札幌芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

9月29日、連闘で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の札幌センテニアル（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦2勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

12月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

4歳（2008年）

1月20日、中3週で迎えた11戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り小雨/良）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた12戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の箱根特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の稲荷特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた14戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい12着に敗れた。

10月12日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。17頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた16戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月9日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島芝2600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

12月21日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2500m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

5歳（2009年）

8月2日、約7か月半の休養明けで迎えた19戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の若戸特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた21戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。