ヴァイタルプリンス（2012年生、母イシノラピド）

ヴァイタルプリンス（2012年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアルデバランⅡ（当時14歳）と交配したイシノラピドが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は藤本ファーム。主な勝ち鞍は2016年の「梅の宴」湯河原町町村合併60周年記念(一般C1三)。

経歴

デビュー前

武井栄一厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2014年）

8月22日、デビュー戦は藤江渉騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月16日、中5週で迎えた3戦目は、2歳戦のサンライズ賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤江渉騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったビービーオリジンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月6日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳戦の秋桜特別（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤江渉騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

12月2日、中3週で迎えた5戦目は、2歳（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で藤江渉騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

12月15日、中1週で迎えた6戦目は、2歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤江渉騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったスターローズに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

3歳（2015年）

1月3日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の門松特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤江渉騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

1月29日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦の雪晴賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で藤江渉騎手（7戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤江渉騎手（8戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったジェットシティに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

3月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のうぐいす特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で藤江渉騎手（9戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

3月31日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦のブラッドストーンフラワー賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で藤江渉騎手（10戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のブルーバードカップ（船橋ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で藤江渉騎手（11戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月11日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦のカーネーション特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で藤江渉騎手（12戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦の若駒特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で藤江渉騎手（13戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のジューンフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で藤江渉騎手（14戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた16戦目は、3歳戦の湘南ひらつか七夕まつり特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で藤江渉騎手（15戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

8月20日、中6週で迎えた17戦目は、3歳戦の月見草特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は17戦連続で藤江渉騎手（16戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた18戦目は、3歳戦のすすき特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は18戦連続で藤江渉騎手（17戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

9月22日、中1週で迎えた19戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、アンゲロニア賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた20戦目は、材木座特別（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤江渉騎手（18戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

11月16日、中3週で迎えた21戦目は、一般C1八（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（19戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

12月14日、中3週で迎えた22戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

4歳（2016年）

1月1日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2三四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のケイツーエマーに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月25日、中2週で迎えた24戦目は、「梅の宴」湯河原町町村合併60周年記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は藤江渉騎手（20戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のディーエスノーブルに1馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

3月4日、中5週で迎えた25戦目は、春告草特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（21戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた26戦目は、花衣特別（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤江渉騎手（22戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

4月29日、中4週で迎えた27戦目は、昭和の日特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤江渉騎手（23戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた28戦目は、薄暑特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で藤江渉騎手（24戦1勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた29戦目は、平成の大改修・新・小田原城特別（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で藤江渉騎手（25戦1勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた30戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、鴫立庵特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた31戦目は、彦星特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた32戦目は、黄金怪獣「ゴルドン」杯（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金子正彦騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

9月9日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた33戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、大山詣り日本遺産認定記念（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

10月5日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた34戦目は、流鏑馬特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた35戦目は、JBC川崎カウントダウン1（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は藤江渉騎手（26戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

12月15日、中5週で迎えた36戦目は、フロイデ特別（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（27戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

5歳（2017年）

1月2日、中2週で迎えた37戦目は、ばんえい十勝からの初夢賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤江渉騎手（28戦1勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

1月12日、中0週で迎えた38戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤江渉騎手（29戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

2月27日、中6週で迎えた39戦目は、春麗特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤江渉騎手（30戦1勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず11着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた40戦目は、中の島賞（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は町田直希騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた41戦目は、桜草特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤江渉騎手（31戦1勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず12着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた42戦目は、ノースポール特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。