ティーレックス（1994年生、母マツクスフリート）

ティーレックス（1994年4月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のゴライタス（当時14歳）と交配したマツクスフリートが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ヒカル牧場。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回、地方4戦2勝。主な勝ち鞍は1997年の矢車賞(500万下牝)。

経歴

デビュー前

原孝明厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1996年）

7月18日、デビュー戦は坂下秀樹騎手を鞍上に据えて、3歳（旭川ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は508kg。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月18日、中8週で迎えた2戦目は、3歳（旭川ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のタケノサドラーズに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月16日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のミスルピナスに7馬身の差をつけて制した。

12月14日、中7週で馬体重を前走から22kg絞って迎えた4戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのシクラメンステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

3歳（1997年）

1月15日、中4週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、息の入らないペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた6戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の寒桜賞（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた7戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

3月15日、中3週で迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のさわらび賞（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、伸びてきたキャサリンウッド決め手に屈してクビ差の2着となった。

4月6日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定4歳500万下の矢車賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線に入ると、前で粘るタガノラピスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月24日、中3週で迎えた11戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのカーネーションカップ（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

6月14日、中2週で迎えた12戦目は、4歳900万下の白丁花ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた13戦目は、3歳オープンの菩提樹ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

4歳（1998年）

3月31日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた14戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。9着に敗れた。