アドマイヤデライト（2013年生、母アドバンスクラーレ）

アドマイヤデライト（2013年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋幸福、喜び」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時10歳）と交配したアドバンスクラーレが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はWing Farm。主な勝ち鞍は2018年の伏拝特別(500万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、西川隆士から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって1,620万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、近藤利一によって1,296万円で落札された。

梅田智之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

6月28日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は496kg。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

11月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた3戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい12着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

3歳（2016年）

2月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で義英真騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で義英真騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のベリーフェイマスに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

4月10日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で義英真騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

8月21日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で義英真騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

9月11日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って14着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた11戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

4歳（2017年）

1月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から26kg増やして迎えた12戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず12着に終わった。

4月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg絞って迎えた13戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月18日、中8週で迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月6日、中3週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で難波剛健騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月27日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で難波剛健騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったシゲルクーガーから3馬身差の2着に敗北した。

9月24日、中3週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で難波剛健騎手（5戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5歳（2018年）

1月7日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で難波剛健騎手（6戦0勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で難波剛健騎手（7戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月25日、中4週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は9戦連続で難波剛健騎手（8戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月1日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4月21日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の伏拝特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のブレイズガールを半馬身振り切って久々に美酒を浴びた。

6月24日、中8週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の皆生特別（阪神芝1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた25戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のフィリピントロフィー（中京芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた26戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の九州スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたエントリーチケット決め手に屈してクビ差の2着となった。

9月29日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。最後は失速してしまい13着に敗れた。

10月20日、中2週で迎えた28戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の壬生特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。