コバノスカッシュ（1997年生、母イスズガール）

コバノスカッシュ（1997年3月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のカリスタグローリ（当時9歳）と交配したイスズガールが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡厚真町、生産者は（有）大川牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

高松邦男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

2月5日、デビュー戦は田面木博公騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

3月25日、中2週で迎えた4戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、エミネントピークスに半馬身交わされて2着となった。

4月23日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は田面木博公騎手（3戦0勝）。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

6月10日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

6月18日、連闘で迎えた9戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（5戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

7月9日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

7月22日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田面木博公騎手（7戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したベリーリーズナブルを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月5日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田面木博公騎手（8戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のマイネエンプレスに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月2日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中谷雄太騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

4歳（2001年）

4月21日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月4日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の霞ケ城特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中谷雄太騎手（6戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5月13日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中谷雄太騎手（7戦0勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

8月5日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（9戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったツルギフクセントに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月18日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（10戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（11戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた21戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1000m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたバクシンフラワー決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。