ダイワジーニアス（2004年生、母ゴスペルジェンヌ）

ダイワジーニアス（2004年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋天才」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゼンノエルシド（当時7歳）と交配したゴスペルジェンヌが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は聖心台牧場（有）。戦績は、中央平地12戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、聖心台牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、ムラヤマ・ブラッドストック・エージェンシーによって735万円で落札された。

増沢末夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

5月6日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1600m 雨/良）に出走。馬体重は566kg。17頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

8月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

9月30日、中4週で迎えた3戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったトーセンゴライアスに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

10月28日、中3週で迎えた4戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/重）に出走。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したエヴァシャインにクビ差届かず2着に惜敗した。

11月24日、中1週で迎えた6戦目は、増沢由貴子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、伸びてきたイグザクトリー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

12月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢由貴子騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

4歳（2008年）

1月26日、中6週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のパープルアカデミーに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月3日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のタガノショータイムに3馬身の差をつけて順当に勝利した。

3月2日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の大須特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

11月2日、約8か月の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下の土湯温泉特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、ビッグスワンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

11月22日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（3戦2勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。