マイネルゼピュロス（2001年生、母アスターナノース）

マイネルゼピュロス（2001年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話の西風の神」。毛色は栗毛。種牡馬のヤマニンゼファー（当時13歳）と交配したアスターナノースが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は熊本県、生産者は加藤弘。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回、地方7戦0勝。2003年のひまわり賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、清和牧場から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場され、ビッグレッドファームによって630万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,400万円（14万×100口）で一口馬主が募集された。

安藤正敏厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

6月21日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり6着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた2戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 雨/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

8月2日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、長く末脚を持続させて、最後は2着のテイエムヨカニセに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月30日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したマルシゲアリダーを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月7日、連闘で迎えた5戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

3歳（2004年）

1月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から46kg増やして迎えた6戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は川島信二騎手（2戦1勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞のたんぽぽ賞（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。11着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた9戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手が足りず16着に終わった。

7月21日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、大隅特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた11戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の霧島賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。11着に敗れた。

9月5日、中4週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた12戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では脚を伸ばせず17着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。

4歳（2005年）

3月22日、約6か月の休養明けで迎えた14戦目は、中留伸治騎手を鞍上に迎えて、はなみづき特別（荒尾ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月27日、中4週で迎えた15戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー特別（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた16戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、エフエム熊本特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた17戦目は、さつき特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中留伸治騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。