フォレストキャット（2018年生、母キティ）

フォレストキャット（2018年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ノルウェージャンフォレストキャットより」。毛色は鹿毛。種牡馬のスマートファルコン（当時13歳）と交配したキティが13歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は山下恭茂。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

5月2日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は468kg。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

6月27日、中7週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るバライロノキセキを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月20日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のステイブルアスクを半馬身振り切って久々の一戦を制した。

4歳（2022年）

2月27日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（3戦2勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

9月24日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月22日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラスの北國新聞杯（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

5歳（2023年）

4月22日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（5戦2勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したセレッソを差し切れず、3馬身差の2着となった。

5月7日、中1週で迎えた8戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの咲花特別（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7月9日、中8週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのフィリピントロフィー（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（6戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のノボリクレバーに1馬身半の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

10月8日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上3勝クラスのトルマリンステークス（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

12月3日、中7週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの市川ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（7戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に敗れた。

6歳（2024年）

1月8日、中4週で迎えた12戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの招福ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

3月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上3勝クラスのアリエスステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したドライゼにクビ差届かず2着となった。

4月27日、中3週で迎えた14戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの三条ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

6月23日、中7週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの甲州街道ステークス（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

2024年6月27日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。