イダテン（1998年生、母カネヤマシカダ）

イダテン（1998年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時9歳）と交配したカネヤマシカダが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）山際牧場。戦績は、中央平地12戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年のアクアラインステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、山際牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、セフティーライフによって1,365万円で落札された。

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

8月4日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は542kg。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るディアウィンクを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

11月18日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオメデトウに6馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

12月8日、中2週で迎えた3戦目は、3歳以上1000万下の初霜特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

4歳（2002年）

6月16日、約6か月半の休養明けで迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮戦したが、エレガントシチーに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月22日、連闘で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

5歳（2003年）

2月1日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。主導権を握り、リードを5馬身以上キープして、非常に速いペースで一団を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のマウントベストに2馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

2月16日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイウンヒノアラシに6馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

10月5日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

10月12日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。敢然と端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のソルトレイクスターに1馬身1/4の差をつけて優勝

11月23日、中5週で迎えた10戦目は、霜月ステークス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は大西直宏騎手（2戦2勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

12月7日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のガッツで渋太く粘り続けて、最後は2着のテンケイに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

6歳（2004年）

11月21日、約11か月半の休み明けで迎えた12戦目は、霜月ステークス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦2勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。