ユウザンファイター（1999年生、母アズマセンサー）

ユウザンファイター（1999年5月6日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のピルサドスキー（当時7歳）と交配したアズマセンサーが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）出羽牧場。戦績は、中央平地13戦0勝2着2回、地方20戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の一般B3 C1-3。

経歴

デビュー前

2歳のとき、出羽牧場から「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

2月24日、デビュー戦は藤原英幸騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた3戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に敗れた。

4月20日、中3週で迎えた4戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

8月3日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したビーピーコーリングに半馬身届かず2着となった。

9月29日、連闘で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したメルシーリンドウを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

10月26日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和宏騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた10戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

4歳（2003年）

1月14日、中7週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（大井ダート1390m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた12戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく12着に終わった。

7月15日、約5か月半の休み明けで迎えた13戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、一般C2三ア（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。

7月28日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2五六（大井ダート1190m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

8月20日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2三四（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2二ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた17戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C2三ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい11着に終わった。

11月6日、中4週で迎えた18戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2二イ（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

12月12日、中4週で迎えた19戦目は、秋田実騎手を鞍上に迎えて、’03船橋ジョッキーズグランプリ（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

5歳（2004年）

2月14日、中8週で迎えた20戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、バレンタイン特別（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったスミノバクシンから1馬身半差の2着となった。

2月29日、中1週で迎えた21戦目は、スイセン特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金井正幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。11着に敗れた。

3月18日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1（宇都宮ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で金井正幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月28日、中0週で迎えた23戦目は、平沢則雄騎手を鞍上に迎えて、みかぼ特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた24戦目は、茂呂菊次郎騎手を鞍上に迎えて、一般C1-4（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた25戦目は、一般B3 C1-3（高崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で茂呂菊次郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月29日、中2週で迎えた26戦目は、一般B3 C1-4（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は金井正幸騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のティッピングに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月20日、中2週で迎えた27戦目は、渡良瀬川特別（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金井正幸騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた28戦目は、一般B3 C1-3（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金井正幸騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のトップワッスルをクビ差制して2勝目をマークした。

8月7日、中4週で迎えた29戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。17着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた30戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ファビィサドル特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

6歳（2005年）

5月1日、約8か月の休養明けで迎えた31戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は南田雅昭騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた32戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、アンタレス賞（盛岡芝1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

7月3日、中5週で迎えた33戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚が残っておらず14着に終わった。