ウイニングサルート（2009年生、母ヘヴンリーロマンス）

ウイニングサルート（2009年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「勝利の挨拶、敬礼」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時17歳）と交配したヘヴンリーロマンスが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地13戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

8月21日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

12月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、6着に入り込んだ。

3歳（2012年）

1月15日、中2週で迎えた4戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、伸びてきたハイランドジャガー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

1月28日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るショウナンハヤブサを驚異的な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

2月5日、連闘で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したダノンゴールドに半馬身届かず2着となった。

2月19日、中1週で迎えた7戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、5着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったキングブレイクに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月1日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

7月14日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

7月29日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

9月2日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（5戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るセトブリッジを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って2勝目を挙げた。

9月17日、中1週で迎えた13戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の松戸特別（中山ダート2400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったレックスパレードに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。