バイザスターン（2011年生、母バイザスポーツ）

バイザスターン（2011年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「船尾の方が船首より低い状態（海運用語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時11歳）と交配したバイザスポーツが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地11戦0勝2着4回、地方17戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年のひいらぎ賞(一般B1)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額4,000万円（100万×40口）で一口馬主が募集された。

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

11月17日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は476kg。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、かなり遅いペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

12月15日、中3週で迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサリレモンドにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

3歳（2014年）

1月5日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、トラキチシャチョウにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

4月6日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツで最後まで踏ん張ったが、フェイマスエンドに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月19日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

5月18日、中3週で迎えた7戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

6月15日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた9戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

8月10日、中5週で迎えた10戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮戦したが、抜け出したマダムアグライアを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

8月24日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

9月20日、中3週で迎えた12戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のイーハトーブマイル（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた13戦目は、北上市秋の緑化まつりレース（盛岡ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のシャークに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月3日、中3週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の不来方賞（盛岡ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞のダービーグランプリ（水沢ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

11月30日、連闘で迎えた16戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、ひいらぎ賞（水沢ダート1900m 曇/不良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のオールドバルディーを半馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

12月14日、中1週で迎えた17戦目は、ベリルレース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

12月29日、中1週で迎えた18戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、銀嶺賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい10着に敗れた。

4歳（2015年）

1月11日、中1週で迎えた19戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーズシリーズ第3戦（水沢ダート1900m 曇/不良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

3月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、スプリント特別（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（4戦1勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた21戦目は、駒形賞（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（5戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた22戦目は、イルデフランス（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（6戦1勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、シャークにクビ差交わされて2着となった。

5月17日、中1週で迎えた23戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

6月23日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた24戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、ユスラウメ賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた25戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、白鳥座特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

7月15日、連闘で迎えた26戦目は、アンドロメダ座特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

8月18日、中4週で迎えた27戦目は、かんむり座特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

8月26日、連闘で馬体重を前走から11kg増やして迎えた28戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、おとめ座特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。