エルレイナ（1990年生、母エイプリルソネット）

経歴

デビュー前

中尾正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

9月13日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は420kg。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニホンピロローランに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月17日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシンコトブキをクビ差振り切って断トツ人気に応えた。

3歳（1993年）

11月13日、約13か月の休養明けで迎えた3戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の多摩川特別（東京芝1600m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月18日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

4歳（1994年）

1月23日、中4週で迎えた5戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

2月19日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の八女特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたアストレジャー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

3月13日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の宗像特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた8戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の勝浦特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

5歳（1995年）

3月11日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた9戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下の御在所特別（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下の美濃特別（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に敗れた。

4月23日、中3週で迎えた11戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスーパーアイドルに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月6日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

6月24日、中3週で迎えた14戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月26日、約5か月の休み明けで迎えた15戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の醍醐特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

12月2日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線に入ると、前で粘るマキハタスペシャルを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

12月10日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の高砂特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

12月16日、連闘で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（6戦1勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。