フサイチワワワ（2001年生、母Cloelia）

フサイチワワワ（2001年3月4日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋輪。皆が仲良く一つの輪になれるようにという思い」。毛色は鹿毛。種牡馬のRainbow Quest（当時20歳）と交配したCloeliaが12歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地7戦0勝、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2004年のガーネット賞。

経歴

デビュー前

松山康久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

11月30日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/不良）に出走。馬体重は450kg。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

12月21日、中2週で迎えた2戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

3歳（2004年）

2月7日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

4月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

8月15日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

10月4日、中6週で迎えた6戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のガーネット賞（盛岡芝1700m 曇/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグランドサンデーに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月27日、中7週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

4歳（2005年）

1月30日、中8週で迎えた8戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。