ヴァイザッハ（2015年生、母メジロスプレンダー）

ヴァイザッハ（2015年2月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ドイツの地名」。毛色は鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時7歳）と交配したメジロスプレンダーが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者はレイクヴィラファーム。主な勝ち鞍は2019年の3歳以上C3二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、レイクヴィラファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、山本律によって615.6万円で落札された。

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

10月29日、デビュー戦は富田暁騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り雨/重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は404kg。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

12月10日、中5週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

3歳（2018年）

2月17日、中9週で迎えた3戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

5月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月23日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は富田暁騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず16着に終わった。

9月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から24kg増やして迎えた6戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、日高山脈イドンナップ岳賞（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

10月4日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた7戦目は、3歳以上C4-6（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C4-6（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C4-6（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で黒沢愛斗騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

4歳（2019年）

1月9日、中8週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた10戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、ストレリチア賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松木大地騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた12戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた13戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

3月12日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田野豊三騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のダノングローリアに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月20日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松木大地騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のメイショウタンゴに2馬身半の差をつけて2勝目を収める

7月10日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松木大地騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松木大地騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

8月23日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で松木大地騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は田野豊三騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のエイユーミッションに1馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

10月2日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は松木大地騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上C2五（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松木大地騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、ヒミングレーヴァに交わされて1馬身半差の2着となった。

11月20日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松木大地騎手（8戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松木大地騎手（9戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

5歳（2020年）

3月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で松木大地騎手（10戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で松木大地騎手（11戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた26戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 21（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた27戦目は、ウーマんチャンス（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

5月9日、連闘で迎えた28戦目は、4歳以上C2 24（佐賀ダート900m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったメイプルウッドを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

5月16日、連闘で迎えた29戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、マリノカーニバルにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

5月31日、中1週で迎えた30戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた31戦目は、池谷匠翔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天与の闘志で諦めることなく走り切ったが、4着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は田中直人騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた33戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

8月10日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた34戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉本隆記騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

9月19日、中5週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた35戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は児島真二騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。