レクスノヴァス（2022年生、母ウルティマミューズ）

レクスノヴァス（2022年2月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「新たな王(ラテン語)。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のキタサンブラック（当時10歳）と交配したウルティマミューズが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は浜本牧場。主な勝ち鞍は2025年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、浜本牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、ノルマンディーファームによって2,310万円で落札された。

上村洋行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2025年）

1月5日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では閃光の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

3月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったディスパラールに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のピティロディアに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

6月29日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラスの臥牛山特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシュバルツマサムネにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月20日、中2週で迎えた5戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝2600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマイファミリーに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月17日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラスの阿寒湖特別（札幌芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のヴァイザーバルコに3馬身の差をつけて優勝

10月26日、中9週で迎えた7戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り小雨/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（2戦2勝）。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。