ハートランドハーバ（2006年生、母サムスイート）

ハートランドハーバ（2006年2月23日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のボストンハーバー（当時12歳）と交配したサムスイートが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）丸幸小林牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方28戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2008年のファーストトライ。

経歴

デビュー前

当歳のとき、丸幸小林牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」と「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。1歳のとき、丸幸小林牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、丸幸小林牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、豊田稔によって378万円で落札された。

岡田利一厩舎（西脇）へ入厩。

2歳（2008年）

10月7日、デビュー戦は下原理騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート820m 曇/重）に出走。馬体重は507kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のユキノフェニックスに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月26日、中6週で迎えた2戦目は、2歳T1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のクリプトンに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

12月31日、中4週で迎えた3戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の園田ジュニアカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

3歳（2009年）

1月31日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 小雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は下原理騎手（2戦2勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた5戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、3歳T1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、ジョウショーリズムに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3月15日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（3戦2勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた7戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳A B（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた8戦目は、3歳A（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず3着に敗れた。

5月27日、中3週で迎えた9戦目は、3歳A（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、ユキノダイドウに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

10月1日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

10月20日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず3着に敗れた。

11月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上A2 B1（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた13戦目は、西宮えべっさんの酒特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中学騎手（6戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったスナークハーバーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2010年）

1月1日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中学騎手（7戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のビービーフェイクをアタマ差振り切って3勝目を手にした。

1月20日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中学騎手（8戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

3月16日、中7週で迎えた16戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で田中学騎手（9戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサワノパトラを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月22日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上A2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は下原理騎手（4戦2勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月19日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、3歳以上A2 B1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（10戦2勝）。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

10月13日、中7週で迎えた19戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（11戦2勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、リュウノチャンプに3/4馬身交わされて2着となった。

11月10日、中3週で迎えた20戦目は、日本盛カップ（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（12戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた21戦目は、さわやか特別（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（13戦2勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（14戦2勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったアイノタンゴに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月31日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上A1 A2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（15戦2勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

5歳（2011年）

1月26日、中3週で迎えた24戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、エフエムあまがさき 82.0MHz賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

2月10日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた26戦目は、天然温泉あま湯特別（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

6歳（2012年）

2月28日、約12か月の休養明けで迎えた27戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

11月21日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた28戦目は、武藤隆一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた29戦目は、すいせん賞（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武藤隆一騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って7着に終わった。

7歳（2013年）

2月14日、中9週で迎えた30戦目は、まんさく賞（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で武藤隆一騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。