デルマオシダシ（2020年生、母オリオンムーン）

デルマオシダシ（2020年2月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+相撲の決まり手の一つ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャスタウェイ（当時11歳）と交配したオリオンムーンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

鈴木慎太郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月1日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

11月6日、中4週で迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

3歳（2023年）

5月27日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイリュージョンを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

7月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

9月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のセイシェルノユウヒに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

10月15日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの菅名岳特別（新潟ダート1800m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（4戦2勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい10着に敗れた。

4歳（2024年）

1月14日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

3月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（5戦2勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。