キミニムチュウ（2006年生、母アイライクユー）

キミニムチュウ（2006年4月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「君に夢中」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時7歳）と交配したアイライクユーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着1回、地方10戦0勝。主な勝ち鞍は2008年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

6月22日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は458kg。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり5着に敗れた。

8月9日、中6週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のコリコパットに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

8月31日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

9月20日、中2週で迎えた4戦目は、2歳500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

10月16日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。ダート戦及び重賞競走への出走は初となった。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。11着に敗れた。

3歳（2009年）

1月24日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の菜の花賞（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた7戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見所を作れず14着に敗れた。

3月8日、中3週で迎えた8戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた9戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた10戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

5月10日、中4週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤工真騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

8月23日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1500m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

9月12日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた13戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた14戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

10月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、三石川特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

11月15日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた16戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したハーバークイーンにクビ差届かず2着となった。

11月21日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

12月13日、中2週で迎えた18戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

4歳（2010年）

1月24日、中5週で迎えた19戦目は、A.クラストゥス騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

3月14日、中4週で迎えた21戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

10月24日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた22戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた23戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた24戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、千種川特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

5歳（2011年）

1月24日、中9週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた25戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、養老の会・澤田朋之記念（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

2月28日、中4週で迎えた26戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

4月12日、中5週で迎えた27戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

4月25日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1九（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた29戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤裕人騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた30戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤裕人騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた31戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤裕人騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。