タイセイフルーヴ（2016年生、母メイショウボナール）

タイセイフルーヴ（2016年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋大河（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時9歳）と交配したメイショウボナールが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は林孝輝。主な勝ち鞍は2020年の巌立峡特別(一般C12ロ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、林孝輝から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、田中成奉によって1,728万円で落札された。

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

2月10日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

4歳（2020年）

4月14日、約14か月半の休み明けで馬体重を前走から42kg増やして迎えた2戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般C23（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリノカッチャンに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月29日、中1週で迎えた3戦目は、惜春特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したケンアンドランスを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月7日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた4戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るビーナスリングを次元の違う末脚で半馬身差し切って断トツ人気に応えた。

5月21日、中1週で迎えた5戦目は、巌立峡特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺竜也騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニュムパに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月5日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた6戦目は、板取川特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺竜也騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

6月18日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、一般C7（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺竜也騎手（5戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハードエイムを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月9日、中2週で迎えた8戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺竜也騎手（6戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。