キングオブサンデー（1996年生、母ミヤビサクラコ）

キングオブサンデー（1996年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時10歳）と交配したミヤビサクラコが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヴェルサイユファーム（株）。戦績は、中央平地38戦3勝2着3回、地方1戦1勝、海外2戦0勝。1998年の北海道3歳優駿(G3)に勝利した他、2005年のオーシャンステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

6月13日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

6月20日、連闘で迎えた2戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

10月18日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/重）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた4戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

11月23日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の北海道3歳優駿（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦及び重賞競走への出走は初となった。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のアドマイヤマンボに2馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

3歳（1999年）

6月13日、約6か月半の休養明けで迎えた6戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの菖蒲ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

4歳（2000年）

10月7日、約16か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の本栖湖特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下の精進湖特別（東京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた10戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

5歳（2001年）

1月6日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

4月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

4月15日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のミカズキーボーを半馬身振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

5月12日、中3週で迎えた15戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の洛陽ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のクルーピアスターに1馬身3/4の差をつけて3勝目を獲得した。

6月9日、中3週で迎えた16戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、テレビ愛知オープン（中京芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

7月15日、中4週で迎えた17戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、朱鷺ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したマグナーテンに3/4馬身届かず2着となった。

8月5日、中2週で迎えた18戦目は、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

9月9日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデG3の京成杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

12月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた21戦目は、2001ファイナルステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

6歳（2002年）

1月19日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の初富士ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

2月9日、中2週で迎えた23戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のバレンタインステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

3月30日、中6週で迎えた24戦目は、4歳以上1600万下の道頓堀ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたミヤビリージェント決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

4月28日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（4戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、6着に終わった。

10月27日、約6か月の休養明けで迎えた26戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた27戦目は、D.ボニヤ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた28戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の逆瀬川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7歳（2003年）

1月11日、中3週で迎えた29戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の初富士ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のイカルスドリームに1馬身半の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

2月2日、中2週で迎えた30戦目は、G3の東京新聞杯（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

3月8日、中4週で迎えた31戦目は、オーシャンステークス（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

4月13日、中4週で迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したキーゴールドを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月4日、中2週で迎えた33戦目は、駿風ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた34戦目は、テレビ愛知オープン（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村田一誠騎手（5戦0勝）。17頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8歳（2004年）

7月4日、約13か月半の休み明けで迎えた35戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦1勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた36戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの青函ステークス（函館芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

9歳（2005年）

2月6日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた37戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のシルクロードステークス（京都芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた38戦目は、オーシャンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月10日、中4週で迎えた39戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。