ベリーフィールズ（2008年生、母レディストロベリー）

ベリーフィールズ（2008年4月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「母名より＋フィールド。フィールドを縦横無尽に駆け回る」。毛色は鹿毛。種牡馬のオペラハウス（当時20歳）と交配したレディストロベリーが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は富田恭司。戦績は、中央平地31戦2勝2着2回、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2014年の近江特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富田恭司から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって420万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、ViridianKeibaClubによって892.5万円で落札された。

庄野靖志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

6月11日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は464kg。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

7月31日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、伸びてきたホホヲヨセテ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

8月21日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

9月18日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4歳（2012年）

6月22日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた6戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るアツヒメイナリを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月12日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C2一（姫路ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のサワノボンバーに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月21日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

12月9日、中6週で迎えた9戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の栄特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず12着に終わった。

5歳（2013年）

1月12日、中4週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

3月16日、中8週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月5日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

10月26日、約5か月の休養明けで迎えた15戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の小峰城特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のテイエムレンジャーをクビ差振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

12月23日、中4週で迎えた17戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下のリボン賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

6歳（2014年）

2月15日、中7週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

7月13日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の有松特別（中京芝1600m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた20戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた21戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の西海賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

11月8日、中9週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の近江特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヒルノマテーラをクビ差振り切って4勝目を収める

12月28日、中6週で迎えた23戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のカウントダウンステークス（阪神芝2000m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に敗れた。

7歳（2015年）

2月1日、中4週で迎えた24戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の節分ステークス（東京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

2月21日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下の初音ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦1勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

5月17日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg戻して迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下のパールステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（2戦1勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた27戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず11着に終わった。

7月11日、中3週で迎えた28戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の阿武隈ステークス（福島芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

8月16日、中4週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の博多ステークス（小倉芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は酒井学騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したユキノサムライに半馬身届かず2着となった。

10月24日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の古都ステークス（京都芝2200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

11月23日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の修学院ステークス（京都芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

8歳（2016年）

1月24日、中8週で迎えた32戦目は、4歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（6戦1勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

2月28日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、4歳以上1600万下の関門橋ステークス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井学騎手（7戦1勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。