エイシンハリケーン（2012年生、母Ship’s Cat）

エイシンハリケーン（2012年3月5日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。馬名の意味は「冠名＋北米周辺で発生する秒速３３ｍ以上の熱帯低気圧」。毛色は栗毛。種牡馬のZensational（当時6歳）と交配したShip's Catが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地7戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

3月21日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は514kg。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、エルメネジルドにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月11日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のダノンプレジデントに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月15日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた4戦目は、A.アッゼニ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

4歳（2016年）

3月20日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

8月6日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。