トウカイアテネ（1999年生、母ナイスショット）

トウカイアテネ（1999年4月17日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時11歳）と交配したナイスショットが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は野口牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方17戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の名古屋チャレンジカップアキレス賞(一般)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、野口牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、菅藤宗一によって315万円で落札された。

作田誠二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

12月1日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。17頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず11着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた2戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

3歳（2002年）

7月21日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

8月31日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

9月21日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に敗れた。

9月28日、連闘で迎えた7戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

10月19日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた8戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

4歳（2003年）

1月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から34kg戻して迎えた9戦目は、上川将幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

1月21日、中1週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた10戦目は、4歳以上C（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上川将幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエアデルフィーヌを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

2月4日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上川将幸騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月13日、連闘で迎えた12戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のキョウワジンライをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

3月16日、中3週で迎えた13戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

3月26日、中0週で迎えた14戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップアキレス賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のラスベガスツアーに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月27日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

8月6日、中0週で迎えた16戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、アリオト特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた17戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、アルファルド特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた18戦目は、アンタレス特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた19戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

11月25日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、大枝幹也騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ツルギパンサーに交わされて2馬身半差の2着となった。

12月7日、中1週で迎えた21戦目は、一般B3-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大枝幹也騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた22戦目は、一般B3-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大枝幹也騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5歳（2004年）

1月4日、中1週で迎えた23戦目は、一般B3-3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で大枝幹也騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

5月5日、中5週で迎えた25戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C1-4（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた26戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、プロキオン特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

6月13日、中3週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた27戦目は、一般C2-4（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

6月29日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた28戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、一般C1-4（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。