クリノミニスター（2019年生、母アイムヒアー）

クリノミニスター（2019年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時16歳）と交配したアイムヒアーが12歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は三石川上牧場。戦績は、中央平地19戦0勝、地方13戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2023年の4歳以上C2一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三石川上牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、栗本守によって1,155万円で落札された。

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

9月12日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

12月11日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

3歳（2022年）

1月5日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

1月30日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

2月26日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で太宰啓介騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入った。

4月24日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は城戸義政騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

12月22日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、長尾翼玖騎手を鞍上に迎えて、クリスマスローズ賞（園田ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

4歳（2023年）

1月4日、中1週で迎えた12戦目は、C2一4歳以上（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長尾翼玖騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた13戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたチャットムーン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

2月9日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

3月8日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は長尾翼玖騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るレインボーエンゼルを上がり1位タイの末脚で3/4馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

3月31日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長尾翼玖騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったハイチャレンジに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

4月14日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で長尾翼玖騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

7月27日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のフレイムフォースに5馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

8月23日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したナムラオリビアを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

9月14日、中2週で迎えた21戦目は、トパーズ賞（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したニシノウールを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

10月6日、中2週で迎えた22戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、尼崎城特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のレヴィアタンに3馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（2024年）

1月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から26kg減らして迎えた24戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は城戸義政騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

3月3日、中6週で迎えた25戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は城戸義政騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（5戦0勝）。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で城戸義政騎手（6戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、5着に入り込んだ。

5月5日、中1週で迎えた29戦目は、高杉吏麒騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高杉吏麒騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

10月5日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は田中健騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた32戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 小雨/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

2022年5月13日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。