スターポケット（2010年生、母ホシノメガミ）

スターポケット（2010年4月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「母名より連想＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時12歳）と交配したホシノメガミが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は寺越政幸。戦績は、中央平地10戦0勝、地方19戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の3歳。

経歴

デビュー前

高橋文雅厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

2月9日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手に欠いて15着に終わった。

3月23日、中5週で迎えた2戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを15番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず11着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた3戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

6月16日、中5週で迎えた5戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマルカイーグルに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月30日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のハタノブリンデを3/4馬身振り切って断トツ人気に応えた。

7月14日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のポートマイスターに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

8月14日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴光騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のウインジョニーに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月7日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山下貴光騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したチャッピーにハナ差届かず2着に甘んじた。

11月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。17頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり17着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた11戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

4歳（2014年）

3月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

4月20日、中5週で迎えた13戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

5月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丸田恭介騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

5月25日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた15戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

6月28日、中4週で迎えた16戦目は、風待月特選（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は山下貴光騎手（5戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた17戦目は、半夏生特選（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（6戦4勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたシルクフュージョン決め手に屈してクビ差の2着となった。

7月26日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、サンシャイン特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた19戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、立秋特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

8月19日、中0週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた20戦目は、処暑特選（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のポーラシークエンスをアタマ差振り切って5勝目をつかんだ。

8月31日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた21戦目は、ミズバショウ賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたダイワボルドー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

9月20日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中直人騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中直人騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中直人騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中直人騎手（7戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で田中直人騎手（8戦1勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

5歳（2015年）

1月12日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で田中直人騎手（9戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で田中直人騎手（10戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、3着に入り込んだ。