マイネルエンペラー（1993年生、母グリーノアガーデン）

マイネルエンペラー（1993年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリルドルフ（当時12歳）と交配したグリーノアガーデンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回、地方3戦0勝。1996年の共同通信杯4歳ステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

10月8日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 雨/重）に出走。馬体重は488kg。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したエリモタカオーを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月22日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスルスミアピールを半馬身振り切って初白星を挙げた。

11月19日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンの府中3歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

3歳（1996年）

1月6日、中6週で迎えた5戦目は、4歳500万下の若竹賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた6戦目は、3歳オープンのジュニアカップ（東京ダート1600m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は6戦連続で的場均騎手（5戦1勝）。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた7戦目は、3歳G3の共同通信杯4歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で的場均騎手（6戦1勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月17日、中4週で迎えた8戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（中山芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で的場均騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

4月21日、中4週で迎えた9戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた10戦目は、3歳G3の青葉賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

9月7日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の恵山特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に敗れた。

4歳（1997年）

7月20日、約10か月半の休み明けで迎えた12戦目は、木村芳晃騎手を鞍上に迎えて、三国峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5歳（1998年）

8月20日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた13戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、ダリア特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月24日、中4週で迎えた14戦目は、ききょう特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。12着に終わった。