ニシノヤングマン（2021年生、母アポロレイア）

ニシノヤングマン（2021年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+若い人」。毛色は鹿毛。種牡馬のアポロケンタッキー（当時9歳）と交配したアポロレイアが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は天羽禮治。戦績は、中央平地7戦0勝、地方10戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2024年の一般C4-2。

経歴

デビュー前

村田一誠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2024年）

1月13日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、3歳戦のメイクデビュー中山（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた2戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

3月24日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、4着に入った。

5月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた6戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた7戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

7月16日、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオニキス賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

9月4日、中6週で迎えた9戦目は、宮内勇樹騎手を鞍上に迎えて、一般C4-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のヤマニンファリダを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

9月26日、中2週で迎えた10戦目は、一般C3 C4-1（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮内勇樹騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた11戦目は、一般C32 C41（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮内勇樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた12戦目は、一般C32 C41（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宮内勇樹騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったウィンストラテジーにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

11月6日、中1週で迎えた13戦目は、一般C22 C41（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮内勇樹騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

4歳（2025年）

1月1日、中7週で迎えた14戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、お年玉賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマイブリッジに2馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

2月6日、中4週で迎えた15戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシンボルザサンに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

3月4日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山林堂信彦騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたサンセットカラー決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

10月14日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた17戦目は、金沢競馬大雨災害復興支援（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山林堂信彦騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るライジングパワーを鮮やかな末脚で3/4馬身差し切って久方ぶりの実戦を物にした。

11月18日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた18戦目は、アッサム賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山林堂信彦騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。