イチヨシヒーロー（1992年生、母イチヨシロマン）

イチヨシヒーロー（1992年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のミスターシービー（当時12歳）と交配したイチヨシロマンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は谷岡正次。戦績は、中央平地3戦0勝、地方7戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は1994年の3歳。

経歴

デビュー前

高田功厩舎（新潟）へ入厩。

2歳（1994年）

6月27日、デビュー戦は鈴木春雄騎手を鞍上に据えて、3歳（新潟(地)ダート800m 曇/重）に出走。馬体重は502kg。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のサファリワールドに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、津野総夫騎手を鞍上に迎えて、3歳A2（新潟(地)ダート1200m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のグレイドセイハに9馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月25日、中0週で迎えた3戦目は、2歳戦のペガサス賞（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は鈴木春雄騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月22日、中3週で迎えた4戦目は、3歳A1（新潟(地)ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木春雄騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のマジックガールに6馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

11月3日、中1週で迎えた5戦目は、3歳A1（新潟(地)ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木春雄騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のリリーテーストに7馬身の差をつけて4勝目を収める

11月20日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦の新潟ジュニアカップ（新潟(地)ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木春雄騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったマジックガールから3馬身差の2着に敗北した。

12月18日、中3週で迎えた7戦目は、2歳戦の東北サラ3才チャンピオン（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木春雄騎手（5戦3勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3歳（1995年）

12月23日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

4歳（1996年）

1月6日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

1月28日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。