ラフィット（1998年生、母エレガントタイクーン）

ラフィット（1998年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時6歳）と交配したエレガントタイクーンが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）宇南山牧場。戦績は、中央平地13戦0勝2着1回、地方10戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の一般C1五六。

経歴

デビュー前

2歳のとき、宇南山牧場から「北海道5月3歳トレーニングセールサラブレッド3歳」に上場され、ビッグレッドファームによって1,102.5万円で落札された。

矢野進厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

1月7日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場なく13着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた3戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3月10日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で金子光希騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り小雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったタツショウワに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

4月21日、中2週で迎えた7戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でK.デザーモ騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

6月16日、中4週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は金子光希騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

6月24日、連闘で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

7月15日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で金子光希騎手（5戦0勝）。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

9月15日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で金子光希騎手（6戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

10月20日、中4週で迎えた13戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

11月21日、中4週で迎えた14戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトキワカネナリに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月3日、中1週で迎えた15戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒルノコマンダーから3馬身差の2着に敗北した。

12月26日、中2週で迎えた16戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1（大井ダート1390m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るグットスピードを目の覚めるような末脚でクビ差だけ差し切って2勝目をつかんだ。

4歳（2002年）

1月8日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1五六（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1五六（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

2月20日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた19戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1390m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、かなり緩いペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るタカトモサイクロンを鮮やかな末脚で3/4馬身差し切って勝利を手に入れた。

3月21日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた20戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、マーチ特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

4月12日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた21戦目は、一般C1二（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

5月13日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた22戦目は、一般C1二（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

10月25日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた23戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。