エースキッド（2008年生、母ミスリレハンメル）

エースキッド（2008年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はサラブレッド系で、毛色は青鹿毛。種牡馬のゴールドヘイロー（当時11歳）と交配したミスリレハンメルが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）道見牧場。戦績は、地方20戦2勝2着1回。2010年のハイセイコー記念(S2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

久保与造厩舎（小林）へ入厩。

2歳（2010年）

6月4日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は527kg。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のキヌガサヒーローをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

8月29日、中6週で迎えた4戦目は、2歳戦のはやぶさ特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

10月8日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、2歳戦のつばめ特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

10月20日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のくまたか特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のキヌガサヒーローに1馬身1/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

11月10日、中2週で迎えた7戦目は、2歳S2のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、3着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた8戦目は、2歳戦の千鳥特別（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたハルサンサン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

12月25日、中3週で迎えた9戦目は、2歳戦の白鳥特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で的場文男騎手（8戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

3歳（2011年）

8月16日、約8か月の休養明けで迎えた10戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた11戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の戸塚記念（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた12戦目は、リエンダ賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて9着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた13戦目は、オフト新潟賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた14戦目は、競馬ラボ賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

11月29日、中3週で迎えた15戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、シリウス賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

12月29日、中3週で迎えた16戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、アデュー2011賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、5着を確保した。

4歳（2012年）

1月18日、中2週で迎えた17戦目は、新優駿たちの蹄跡賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

2月15日、中3週で迎えた18戦目は、早春賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた19戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、花月賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた20戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般B3四 C1四（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。