アイカンウイン（1997年生、母シリウスホーオン）

アイカンウイン（1997年4月26日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のヘイセイパウエル（当時6歳）と交配したシリウスホーオンが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は原口淳。戦績は、地方42戦4勝2着9回。主な勝ち鞍は2000年のアラ系一般C2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、原口淳から「北海道9月市場アングロアラブ2歳」に上場され、石川県馬主協会によって262.5万円で落札された。

鷹尾俊策厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（1999年）

10月18日、デビュー戦は桑野等騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（金沢ダート900m 晴/不良）に出走。馬体重は480kg。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアエノキューティーを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

11月2日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で桑野等騎手（5戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエルシドサンダーを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3歳（2000年）

5月16日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた7戦目は、アラ系4歳（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で桑野等騎手（6戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のワイエスマンナに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月28日、中1週で迎えた8戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた9戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系4歳（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた11戦目は、アラ系4歳（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は桑野等騎手（7戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアローキングを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月23日、中1週で迎えた12戦目は、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた13戦目は、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（9戦1勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったキヨハタにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

8月20日、中1週で迎えた14戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（10戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた15戦目は、トパーズ特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（11戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月16日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた16戦目は、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で桑野等騎手（12戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカイエイジャンヌに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

10月15日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた17戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた18戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は桑野等騎手（13戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコウナンユーホーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

11月12日、中1週で迎えた19戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（14戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコウナンユーホーを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月27日、中1週で迎えた20戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（15戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた21戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（16戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

4歳（2001年）

4月8日、約4か月の休養明けで迎えた22戦目は、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（17戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタイガーマネーに4馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

4月21日、中1週で迎えた23戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

5月4日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は桑野等騎手（18戦3勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

5月14日、中0週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた25戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（19戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた26戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた27戦目は、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた28戦目は、藤川洋一郎騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって4着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた29戦目は、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるスーパーベルガーを捕まえ切れず、約16馬身差の2着となった。

7月21日、中1週で迎えた30戦目は、トパーズ特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は桑野等騎手（20戦3勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた31戦目は、トパーズ特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（21戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエルシドブルーを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月19日、中1週で迎えた32戦目は、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（22戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヤングタカオーを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月2日、中1週で迎えた33戦目は、トパーズ特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（23戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた34戦目は、トパーズ特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（24戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた35戦目は、古性秀之騎手を鞍上に迎えて、トパーズ特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた36戦目は、トパーズ特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で古性秀之騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた37戦目は、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は桑野等騎手（25戦3勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るハナタイショウを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って4勝目を手にした。

11月12日、中1週で迎えた38戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（26戦4勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた39戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（27戦4勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた40戦目は、波の花賞（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（28戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた41戦目は、トパーズ特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（29戦4勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

5歳（2002年）

1月4日、中1週で迎えた42戦目は、トパーズ特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。