スズカジェム（2004年生、母ローマンスズカⅡ）

スズカジェム（2004年2月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋宝石」。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時20歳）と交配したローマンスズカⅡが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方23戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2008年の一般C14。

経歴

デビュー前

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

8月5日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 雨/不良）に出走。馬体重は462kg。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

9月1日、中3週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に敗れた。

11月2日、中8週で馬体重を前走から33kg増やして迎えた3戦目は、藤原良一騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた4戦目は、天駿記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原良一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸びを見せたが、勝ったウイニングハピネスにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

12月4日、中2週で迎えた5戦目は、一般C26（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原良一騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた6戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤原良一騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったキクノディアナに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4歳（2008年）

1月13日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、一般C31（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で藤原良一騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて6着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた8戦目は、一般C31（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤原良一騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、フサイチウィッシュに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

2月3日、連闘で迎えた9戦目は、中川清志第2の人生出発記念（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で藤原良一騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた10戦目は、一般C30（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で藤原良一騎手（7戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワージングに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月4日、中1週で迎えた11戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤原良一騎手（8戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって7着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた12戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で藤原良一騎手（9戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

3月24日、連闘で迎えた13戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で藤原良一騎手（10戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた14戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で藤原良一騎手（11戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るドリームルージュを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月16日、連闘で迎えた15戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で藤原良一騎手（12戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の一般C16（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で藤原良一騎手（13戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のスリーステイブルーを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

5月7日、連闘で迎えた17戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で藤原良一騎手（14戦3勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた18戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で藤原良一騎手（15戦3勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、トラストミーに交わされて1馬身差の2着となった。

6月4日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は17戦連続で藤原良一騎手（16戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったローレルダンスに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

6月18日、中1週で迎えた20戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で藤原良一騎手（17戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

6月27日、連闘で迎えた21戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で藤原良一騎手（18戦3勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のメイショウタンドルをアタマ差振り切って制した。

7月18日、中2週で迎えた22戦目は、ひまわり特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は20戦連続で藤原良一騎手（19戦4勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、マンリョウキラリに交わされて3馬身差の2着となった。

8月7日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の一般C8（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で藤原良一騎手（20戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

9月4日、中3週で迎えた24戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は22戦連続で藤原良一騎手（21戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた25戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は23戦連続で藤原良一騎手（22戦4勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。