エビスワンダフル（2008年生、母エビスチェリー）

エビスワンダフル（2008年4月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋不思議な」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤマックス（当時9歳）と交配したエビスチェリーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）恵比寿牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方7戦2勝。主な勝ち鞍は2010年のフューチャー。

経歴

デビュー前

伊藤和厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2010年）

10月10日、デビュー戦は菅原俊吏騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（盛岡芝1000m 曇/重）に出走。馬体重は465kg。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスパルタンに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2011年）

8月28日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

11月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた4戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

4歳（2012年）

2月12日、中8週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい13着に終わった。

4月16日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、大屋梅賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた7戦目は、田沢湖賞（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた8戦目は、安比川レース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた9戦目は、石桜杯（盛岡ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のモンテムーンに1馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

8月26日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、一般B2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（4戦2勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた11戦目は、一般B2八（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原俊吏騎手（5戦2勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。