コスモニルヴァーナ（2000年生、母トツプイチレデイー）

コスモニルヴァーナ（2000年5月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋悟りを開いた者（サンスクリット）」。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時8歳）と交配したトツプイチレデイーが15歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は（有）スイートファーム。戦績は、中央平地14戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、スイートファームから「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、スイートファームから「北海道9月市場サラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって262.5万円で落札された。

清水美波厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

10月13日、デビュー戦は嘉藤貴行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヨシトマホークをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

11月17日、中2週で迎えた3戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

11月30日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

3歳（2003年）

1月25日、中7週で迎えた5戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若竹賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（2戦1勝）。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

4月5日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるスピリチャルワーズを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5月11日、中4週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた8戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若鮎賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず14着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下のガーベラ賞（東京芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（4戦1勝）。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

6月14日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（5戦1勝）。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

7月19日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で嘉藤貴行騎手（7戦1勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

11月3日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

12月6日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は嘉藤貴行騎手（8戦1勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり16着に終わった。