グランシャット（2022年生、母デリケートアーチ）

グランシャット（2022年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「気高い猫(仏)」。毛色は栗毛。種牡馬のルヴァンスレーヴ（当時7歳）と交配したデリケートアーチが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者はレイクヴィラファーム。主な勝ち鞍は2025年の一般C2六。

経歴

デビュー前

1歳のとき、レイクヴィラファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、小山大介によって1,430万円で落札された。

宮田敬介厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

6月22日、デビュー戦は横山和生騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は428kg。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

9月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月13日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

3歳（2025年）

1月12日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、T.マーカンド騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

3月30日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg絞って迎えた5戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

5月11日、中5週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

6月21日、中5週で迎えた7戦目は、上里直汰騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた8戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

8月9日、中4週で迎えた9戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

9月6日、中3週で迎えた10戦目は、舟山瑠泉騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

10月27日、中6週で迎えた11戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロンドンキッドを異次元の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月12日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンタアナウインドに4馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

12月1日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、シュラブローズ賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はヴァサヴォワールと並んで2着同着となった。