トーホウハート（2001年生、母ヒシベイビー）

トーホウハート（2001年2月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋心」。毛色は栗毛。種牡馬のチーフベアハート（当時8歳）と交配したヒシベイビーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）カミイスタット。戦績は、中央平地16戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の古町特別(500万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、カミイスタットから「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場され、東豊物産によって399万円で落札された。

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

9月7日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、アマノサクシードにハナ差交わされて2着となった。

9月27日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて7着に敗れた。

3歳（2004年）

4月18日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた4戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に敗れた。

5月23日、中4週で迎えた5戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

6月13日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で生野賢一騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のキョウワノスターをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

7月17日、中4週で迎えた7戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 曇/重）に出走。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

8月15日、中3週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の古町特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一寸刻みに前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のストロングパイソンをクビ差振り切って2勝目を手に入れた。

9月11日、中3週で迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の元町特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

4歳（2005年）

3月26日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は生野賢一騎手（2戦1勝）。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた11戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下のシドニートロフィー（京都芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて9着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた12戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の桶狭間特別（中京芝1200m 小雨/良）に出走。17頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

6月18日、中3週で迎えた13戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

7月16日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（3戦0勝）。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は失速してしまい15着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（4戦0勝）。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（5戦0勝）。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい16着に終わった。